出張先での雑記帖



東近江
Higashi-Ohmi


気分転換に旅先(モチロン仕事)での画像をお届けします!
(印象に残った画像を都度掲載予定です)






2016年 11月 20日(日) 東近江(滋賀)


<永源寺>

臨済宗永源寺派 大本山 永源寺
愛知川右岸にある臨済宗永源寺派の大本山。
南北朝時代、近江の領主であった佐々木氏頼が、
寂室元光禅師を開山に迎え、伽藍を建立したのが始まり。
その後も永源寺には高僧が集まり、佐々木氏の庇護のもと盛時には
2000人もの修行僧を擁したといいます。
戦乱の時代には兵火で衰えましたが、
江戸時代に一絲文守禅師が住山されると、
後水尾天皇や東福門院らの帰依を得て、
さらに彦根藩井伊氏の庇護によって諸堂が整えられました。

当山の特徴として、周囲を隔てる大きな土塀を構えないことが挙げられます。
これは権威を嫌い、終生大寺への住山を固辞し続けたという、
開山禅師の遺志によっています。

風攪飛泉送冷声 :風、飛泉(滝)を攪(か)いて冷声を送る
前峰月上竹窓明 :前峰、月上(のぼ)りて竹窓明らかなり
老来殊覚山中好 :老来殊に覚ゆ山中の好(よ)きことを
死在巌根骨也清 :死して巌根に在らば骨也(ま)た清し


約650年前に開山された、もみじの里としても親しまれている寺院
永源寺は古くから紅葉の名所として名を馳せてきました。


   

   


久しぶりにリフレッシュできました!


愛知川(音無川)
永源寺は瑞石山(飯高山)と
愛知川(音無川)の山中、
静かに佇んでいます。

開山寂室禅師の詩にも
「屋後の青山、檻前の流水」と詠われ、
深い自然にいだかれた幽境です。

山門
寛政七年(1795年)井伊家の援助等により
7年の歳月を費やし
享和二年(1802年)完工。

楼上に釈迦牟尼佛・文殊菩薩・普賢菩薩
並びに十六羅漢を奉安している。

方丈・本堂
康安元年(1361年)佐々木氏頼が創建。

しかし度重なる兵火、
火災により消失の難にあった。
現在の建物は明和二年(1765年)、
井伊家の援助により建立されたもので、
屋根は国内屈指の葦葺きである。

法堂
大雄宝殿と称し佐々木氏頼により創建。
過去三度の兵火や火災により失われたが
享保十三年(1728年)再建された。

釈迦牟尼佛・迦葉尊者・阿難尊者
が奉安されており、この三尊は
後水尾天皇より寄進されたものである。

経堂
応永十一年(1404年)佐々木満高が創建。

現在の経堂は延宝四年(1676年)
南嶺禅師が再建され、
中国へ渡られ譲り受けられた
明版大蔵経が納められている。